「スタートレック」を生んだロッデンベリーの遺灰、妻とともに宇宙へ
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【1月27日 AFP】『スター・トレック/宇宙大作戦』の有名なオープニング・ナレーション、「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である」――。「スタートレック(Star Trek)」シリーズの生みの親、故ジーン・ロッデンベリー(Gene Roddenberry)氏と妻で女優の故メイジェル・バレット(Majel Barrett)さんの遺灰が、この言葉に沿って宇宙を旅することになった。遺灰を宇宙に送る「宇宙葬」事業を行っている米セレスティス(Celestis)が2人の遺灰をロケットで宇宙に送ると発表した。
バレットさんは、77歳の誕生日まで2か月に迫った前年12月に死亡した。「夫と宇宙を旅したい」という夢は、死後に叶えられることになりそうだ。
ロッデンベリー氏は1991年に死亡。「スタートレック」の仲間と一緒に宇宙を探索したいという願いとともにロッデンベリー氏の遺灰の一部がセレスティスが1997年に打ち上げた「Founders Flight」ロケットに乗せられた。しかし、ライフル用の薬包サイズの容器に収められた遺灰は、すでに大気圏に再突入して、同じロケットに乗せられたほかの人々の遺灰とともに燃えてしまったとされている。
バレットさんは、数多くの「スタートレック」に出演し、ロッデンベリー氏との夫婦仲も親密だったことから、「スタートレックのファースト・レディ(The First Lady of Star Trek)」として知られている。「スタートレック」テレビシリーズでは看護師のクリスティーン・チャペル(Christine Chapel)を演じた。
2人の遺灰を乗せるロケット打ち上げの日程は決まっていないが、「スタートレック」ファンはセレスティスのウェブサイトで、メッセージを投稿することができる。これらのメッセージは、遺灰とともに、宇宙に送られる。
2人の息子ユージーン・ロッデンベリー(Eugene Roddenberry)さんは、今回の決定について喜びを語った。「セレスティスは、母が1995年に誓った約束を実現させてくれる。両親は隣り合い、彼らの精神、思い出、そして作品のメッセージとともに、宇宙の最果てへと無限の旅に出る」
2007年4月には「スタートレック」シリーズで、USSエンタープライズ(USS Enterprise)号のモンゴメリー・スコット(Montgomery Scott)機関長役で親しまれた俳優、故ジェームズ・ドゥーアン(James Doohan)さんの遺灰も、宇宙へ飛び立っている。(c)AFP
米セレスティス社のサイト
バレットさんは、77歳の誕生日まで2か月に迫った前年12月に死亡した。「夫と宇宙を旅したい」という夢は、死後に叶えられることになりそうだ。
ロッデンベリー氏は1991年に死亡。「スタートレック」の仲間と一緒に宇宙を探索したいという願いとともにロッデンベリー氏の遺灰の一部がセレスティスが1997年に打ち上げた「Founders Flight」ロケットに乗せられた。しかし、ライフル用の薬包サイズの容器に収められた遺灰は、すでに大気圏に再突入して、同じロケットに乗せられたほかの人々の遺灰とともに燃えてしまったとされている。
バレットさんは、数多くの「スタートレック」に出演し、ロッデンベリー氏との夫婦仲も親密だったことから、「スタートレックのファースト・レディ(The First Lady of Star Trek)」として知られている。「スタートレック」テレビシリーズでは看護師のクリスティーン・チャペル(Christine Chapel)を演じた。
2人の遺灰を乗せるロケット打ち上げの日程は決まっていないが、「スタートレック」ファンはセレスティスのウェブサイトで、メッセージを投稿することができる。これらのメッセージは、遺灰とともに、宇宙に送られる。
2人の息子ユージーン・ロッデンベリー(Eugene Roddenberry)さんは、今回の決定について喜びを語った。「セレスティスは、母が1995年に誓った約束を実現させてくれる。両親は隣り合い、彼らの精神、思い出、そして作品のメッセージとともに、宇宙の最果てへと無限の旅に出る」
2007年4月には「スタートレック」シリーズで、USSエンタープライズ(USS Enterprise)号のモンゴメリー・スコット(Montgomery Scott)機関長役で親しまれた俳優、故ジェームズ・ドゥーアン(James Doohan)さんの遺灰も、宇宙へ飛び立っている。(c)AFP
米セレスティス社のサイト