【10月17日 AFP】米カリフォルニア州の運転免許証を持たずに運転し、無免許運転で起訴された歌手ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)さんの初公判が16日に行われた。

 スピアーズさんがカリフォルニア州の免許証を所持していないという事実は、2007年8月6日にスピアーズさんが起こした接触事故で判明した。

 スピアーズさんは初公判には姿を見せなかった。弁護側は前週、司法取引には応じなかったことを明らかしており、戦う構えを見せている。

 検察側は冒頭陳述で、この事件は「極めてはっきりとした」もので、スピアーズさんが問題の夜に運転していたのか、そして有効な免許証を持っていたのかという2点で決まると述べた。

 一方、スピアーズさんの弁護人J・マイケル・フラナガン(J. Michael Flanagan)氏は、スピアーズさんが事件当時に運転していたのは間違いないが、スピアーズさんが「住人」だったいくつかの州のひとつであるルイジアナ(Louisiana)州で有効な免許証は所有していたと語った。「彼女はカリフォルニア州に住んでいた。単語の定義について細かに論じるつもりはないが、『住人』という言葉には別の意味がある」

 さらにスピアーズさんはできるだけ早くルイジアナ州に戻る予定だったが、前夫ケヴィン・フェダーライン(Kevin Federline)さんとの間で親権をめぐる訴訟があったので、カリフォルニア州にとどまらなければならなかったと主張した。
 
 8人の女性と4人の男性からなる陪審員の選定は15日に実施されたが、その時点で陪審員に選任される可能性のあった人たちの一部は、自分が先入観を持っていることを認めるている。そのうちの1人は、「ばかげた裁判で税金の無駄。決まっている。彼女は有罪だよ」と語っている。また「有罪だと思う。金持ちでばかな女の子は嫌いだから、公平には考えられないかもしれない」と言う人もいた。(c)AFP