【9月17日 AFP】今までにセクシーな映画や写真集でヌードを披露してきた女優の杉本彩(40)が17日、初めて動物愛護のためにヌードになった。

 杉本は、「毛皮?裸でいいわ(Fur? I'd rather go naked)」と書かれた小さなプラカードを手に、全裸になって、数十人のカメラマンやテレビカメラの前でポーズをとった。国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」で日本人初のヌードモデルだという。

 杉本は、毛皮の製造工程を知ってから、2年前に毛皮を着るのを止めたという。毛皮反対キャンペーンに参加することで、多くの人に、残酷で恐ろしい目にあっている動物の現状を知ってもらいたいと話した。杉本は、杉本のヌード写真が辺り一帯に貼られても、まったく気にならないと述べた。

 PETAは、杉本の動物愛護に対する情熱を評価し、国際的な反毛皮キャンペーンの初の日本人モデルとして選出した。杉本は、フェイクファーを用いたファッションブランドを設立している。

 PETAアジア・太平洋支部の責任者であるジェイソン・ベイカー(Jason Baker)氏は、「彼女は完ぺきだ。問題に関心を持っている」と述べた。

 ネコ愛好家でもある杉本は、日本の消費者に対し、おしゃれであることと動物愛護が相反するものではないことを示したいという。

 杉本は、本物の毛皮を着なくても、おしゃれで優雅になれるということを人々に知って欲しいと述べた。(c)AFP