【6月26日 AFP】俳優ブラッド・ピット(Brad Pitt)さんと女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが、イラク戦争の被害者となったイラクと米国の子どもたちの教育支援のため、慈善団体「Education Partnership for Children of Conflict」に100万ドル(約1億円)を寄付した。同団体が25日、発表した。

 寄付された100万ドルは米国とイラクの非営利団体に均等に分けられ、両親、家、学校へ行く機会を失った子どもたちの教育と支援に用いられるという。

 2007年に2度イラクを訪れているジョリーさんは、「紛争地域の子どもたちの教育支援プログラムは、彼らを癒す最善の方法だ」とのコメントを寄せている。このコメントにピットさんも「こうした素晴らしい団体を支援する人々が増えるきっかけになればうれしい」と付け加えている。

 2人は2006年に設立した「ジョリー・ピット財団(Jolie-Pitt Foundation)」を通じて今回の寄付を行った。

 納税記録から、2人がこれまで多額の慈善寄付を行っていることが分かっており、3月の時点で2人がジョリー・ピット財団へ寄付してきた金額は、それぞれ計400万ドル(約4億3000万円)以上にのぼることが明らかになった。(c)AFP