【4月17日 AFP】歌手で女優のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)が女性の心臓血管疾病研究のため500万ドル(約5億円)を寄付した。ロサンゼルス市内の心臓血管疾病研究所Cedars-Sinai Heart Instituteが16日に発表した。

 今回の寄付金は、年間死者数50万人とされる女性の心臓病に関する理解を高めるため、女性の心臓血管疾病の研究や同研究所での教育プログラムに利用される。

 ストライサンドは、「女性は心臓血管の病気について学ぶ必要がある。医療業界も変わらなければならない。乳がん同様に、心臓病のリスクを軽減するため、女性自ら行動しなければならない」とのコメントを寄せている。

 同研究所のエドゥアルド・マーバン(Eduardo Marban)所長は「心臓血管の病気は女性の死亡原因の中でも上位を占めているが、医療制度は女性特有の心臓発作の症状を認識できていない。現在の検査や治療は男性の生理機能を対象としている」と話している。(c)AFP