【3月3日 AFP】第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)主演女優賞を獲得した仏女優マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)が、2001年に起きた米国同時多発テロの公式見解に疑問を持っていることが分かった。

 コティヤールは2007年に出演したテレビ番組で、「わたしたちは多くのことでだまされていると思う」と語り、2001年の米国同時多発テロを例に挙げた。その際の映像がネット上に流出しているという。

「自分は陰謀説を信じるほうだ」と番組で話したコティヤールは、このテロに公式見解に疑問を呈す映画などを見て、「興味をそそられる。夢中になりそう」と述べている。

 このほか、「人間は本当に月面を歩いたのか」という疑惑説についても、「たくさんのドキュメンタリーを見たが、疑問に思っている」と話している。「いずれにせよ、わたしは世間が言うすべてのことを信じるわけではないわ」

 この件に関して、コティヤールからのコメントは2日の時点で出ていない。彼女の弁護士は、「コティヤールは米国同時多発テロに異議を唱えるつもりはなかった。昔の映像がこのように文脈から切り離されて使用されるのは残念だ」と語っている。

 コティヤールは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~(La Vie En Rose)』で仏歌手エディット・ピアフ(Edith Piaf)を演じ、2月24日に第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞した。(c)AFP