【1月22日 AFP】給与および印税の分配をめぐり全米映画テレビ制作者同盟(Alliance of Motion Picture and Television ProducersAMPTP)に対してストライキを続けている全米脚本家組合(Writers Guild of AmericaWGA)が今週、制作側と非公式に協議を行う可能性が出てきた。エンターテイメント情報誌バラエティ(Variety)が21日に報じた。

 バラエティによれば、公式交渉の再開を目指す今回の協議は22日から始まる見通し。制作側が脚本家組合に話し合いの再開を求めてきたという。

 両者は12月にも交渉を再開させていたが、脚本家組合がインターネット配信などの収益の分配増を要求したところ制作側がこれを拒否したため、交渉は再び中断した。

 前週、米監督組合(Directors Guild of AmericaDGA)と映画スタジオ・テレビ局側との交渉が暫定的な合意に至っているが、これがきっかけで今回の協議実施にいたったのではないかと、同誌はみている。

 脚本家組合のストライキの影響で、13日に行われる予定だった第65回ゴールデングローブ賞(65th Annual Golden Globe Awards)授賞式が中止になり、2月24日に行われる第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)授賞式の開催も危ぶまれている。(c)AFP