【1月3日 AFP】全米脚本家組合(Writers Guild of America、WGA)が2007年11月5日から行っている無期限のストライキの影響を受けて放送中止となっていた、デビッド・レターマン(David Letterman)が司会を務めるテレビ局CBSのトーク番組『レイト・ショウ・ウィズ・デビッド・レターマン(The Late Show With David Letterman)』の収録が再開を迎えた。

 レターマンとレターマンのプロダクション会社で映画/テレビ制作会社ワールドワイド・パンツ(Worldwide Pants)は、脚本家との個別の契約が合意に達し番組再開に至った。

 同じくストライキの影響で番組が中止となっていたトーク番組『Tonight Show with Jay Leno』と『Late Night With Conan O'Brien』の2番組の各司会を務めるコナン・オブライエン(Conan O'Brien)とジェイ・レノ(Jay Leno)は、ストライキに関係のないスタッフを保護するために、ピケを行なうことを2007年12月から明かしてた。

 それに対し全米脚本家組合は、レノとオブライエンの番組再開決定を命じたNBCを訴えると共に、全米映画テレビ制作者同盟と話し合いの席に戻るよう求め、同組合のマイケル・ウィンシップ(Michael Winship)氏は1日に組合員に対し、「レノ、オブライエン、ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)は全ての組合員であり、我々のストライキと彼らの脚本家スタッフにとって支えとなっていることに対し本当に感謝します。これからもそうあり続けて下さい。しかしながら彼らが戻ってくることで、脚本家不在で組合との新しい契約を交さないまま番組を再開します。話し合いの席に戻ることを拒否する姿勢の会社によって、強引に番組が再開されます。我々はそのようなことを通すことは出来ません」と明かしている。

 また、全米脚本家組合は2日には、1月13日に行なわれる第65回ゴールデングローブ賞(The 65th Annual Golden Globe Awards)の授賞式でピケを張る予定であることを発表した。(c)AFP