脚本家ストで中止の米人気トーク番組、「脚本なし」で再開へ
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【12月19日 AFP】全米脚本家組合(Writers Guild of America、WGA)が行っているストライキの影響を受けて放送中止となっていた人気トーク番組『Tonight Show with Jay Leno』と『Late Night With Conan O'Brien』が、1月から「脚本なし」の状態で再開されることが決定した。
全米脚本家組合は、給与および印税の分配に関する全米映画テレビ制作者同盟Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との交渉が合意に達しなかったため、11月5日から無期限のストライキに突入している。
2番組の各司会者コナン・オブライエン(Conan O'Brien)とジェイ・レノ(Jay Leno)は、今回のストライキに関係のないスタッフの仕事を守るため、番組を再開すると語った。
オブライエンとレノのトーク番組はストライキ開始直後に放送中止となり、ライバル局の同様のトーク番組もその後相次いで中止となった。しかし、オブライエンは長い間働いてくれたスタッフの生活を守るため、脚本が無くても番組を再開すると決めていたと言う。
オブライエンは、脚本家がいなくても番組は成り立つと語る一方で、脚本無しでは以前ほど良い番組にならないことも認めている。「番組が完全に脚本に頼ったものであれば、再開の余地はないだろう。しかし、脚本のない『Late Night...』は望ましくはないが、不可能ではない。再開すれば誰も職を失わずにすむ」
同じく番組スタッフの仕事を守りたいというレノは、「交渉は決裂し、再開する予定はない。一時解雇されている100人の脚本に関係ないスタッフを職場に戻すのは、わたしの責任だと思う」と語っている。ただし「我々は脚本家を支持するし、彼らもわたしの決断を理解してくれると思う」として、ストライキ開始当初からの脚本家たちを支持する姿勢は崩していない
同番組を放送するNBCは、「2人は今後も組合のストライキを支持するだろう。しかし、今回の決断で仕事に復帰できる数百人のスタッフがいる」と、2人の決断を歓迎している。
今回の2番組に続き、デヴィッド・レターマン(David Letterman)が司会を務めるトーク番組も再開する可能性が浮上している。レターマンは、全米脚本家組合から番組再開の承諾を得る仮契約を交渉中だと報じられている。(c)AFP
全米脚本家組合は、給与および印税の分配に関する全米映画テレビ制作者同盟Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との交渉が合意に達しなかったため、11月5日から無期限のストライキに突入している。
2番組の各司会者コナン・オブライエン(Conan O'Brien)とジェイ・レノ(Jay Leno)は、今回のストライキに関係のないスタッフの仕事を守るため、番組を再開すると語った。
オブライエンとレノのトーク番組はストライキ開始直後に放送中止となり、ライバル局の同様のトーク番組もその後相次いで中止となった。しかし、オブライエンは長い間働いてくれたスタッフの生活を守るため、脚本が無くても番組を再開すると決めていたと言う。
オブライエンは、脚本家がいなくても番組は成り立つと語る一方で、脚本無しでは以前ほど良い番組にならないことも認めている。「番組が完全に脚本に頼ったものであれば、再開の余地はないだろう。しかし、脚本のない『Late Night...』は望ましくはないが、不可能ではない。再開すれば誰も職を失わずにすむ」
同じく番組スタッフの仕事を守りたいというレノは、「交渉は決裂し、再開する予定はない。一時解雇されている100人の脚本に関係ないスタッフを職場に戻すのは、わたしの責任だと思う」と語っている。ただし「我々は脚本家を支持するし、彼らもわたしの決断を理解してくれると思う」として、ストライキ開始当初からの脚本家たちを支持する姿勢は崩していない
同番組を放送するNBCは、「2人は今後も組合のストライキを支持するだろう。しかし、今回の決断で仕事に復帰できる数百人のスタッフがいる」と、2人の決断を歓迎している。
今回の2番組に続き、デヴィッド・レターマン(David Letterman)が司会を務めるトーク番組も再開する可能性が浮上している。レターマンは、全米脚本家組合から番組再開の承諾を得る仮契約を交渉中だと報じられている。(c)AFP