【11月19日 AFP】「クロコダイル・ハンター(Crocodile Hunter)」の故スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)さんの娘で、自らも野生動物保護活動などを行うビンディ・アーウィン(Bindi Irwin、9)ちゃんが、ハリウッドに移住し映画に主演するという申し出を断っていたことが分かった。アーウィンちゃんの代理人ジョン・ステイントン(John Stainton)氏がサン・ヘラルド(Sun-Herald)紙に明かした。

 ステイントン氏によれば、ビンディちゃんは母親のテリー(Terri Irwin)さんとともに、スティーブさんが設立したクィーンズランド(Queensland)州Beerwahの動物園に住み続けるという。

 ステイントン氏は、「大勢の米国人がビンディに対していろんな興味を示しているが、我々はどの申し出も受けるつもりはない。ビンディはBeerwahの動物園で普通の子どもとして暮らす予定だ。ハリウッドで暮らし映画に出演した場合、ビンディはまったく違った影響をうけることになるだろう」と語り、映画を撮るのであれば、オーストラリアを離れずに撮影するだろうと語った。

 凶暴な動物たちとの危険なスタントで世界的に有名になったスティーブさんは、2006年9月、番組撮影中にアカエイに刺されて死亡。当時アーウィンさんは、ビンディちゃん主演のテレビ番組『ジャングルガール・ビンディとゆかいな動物たち(Bindi: The Jungle Girl)』にも出演していた。

 父親の死後、その野生動物保護活動を続けたいと語っているビンディちゃんは、ファッションブランドの立ち上げ、子ども専用のフィットネスDVDの販売、舞台への出演などを行い、オーストラリアの観光大使にも任命された。そのほか動物の保護活動も行っている。(c)AFP