【11月9日 AFP】ブラジル出身のスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen、27)が、相場の下落している米ドルではなくユーロで契約料を支払うよう要求したとメディアが報じた件で、ジゼルの双子の姉妹で代理人も務めるパトリシア・ブンチェン(Patricia Buendchen)さんが7日、「それは事実ではない」と否定の声明を発表した。

 パトリシアさんは「どこかのジャーナリストが言った冗談だろう。どのメディアにも、そんなふうに解釈されるようなことを言った覚えはない。わたしがジゼルの契約内容について明かすわけはないし、金銭が関わることであればなおさらだ」と話し、ジゼルがこれまで同様、契約料はドルでもユーロでも受け取ることを強調した。

 ブラジルでジゼルの契約交渉と宣伝活動を行っている会社Image Netは、メディアに対し報道の撤回を求めているという。

 米経済誌フォーブス(Forbes)によれば、ジゼルはモデル業界で最高額の収入を得ていると言われており、その収入は10年足らずで1億5000万ドル(約169億円)に達している。2006年8月から2007年7月までの1年間では3300万ドル(約37億円)を稼いだ。

 多くの米メディアは7日、「ジゼルがドルを嫌っていると報じられているが、彼女のこうした態度は米国への侮辱だ」と伝えた。(c)AFP