【10月11日 AFP】2003年の『モンスター(Monster)』でアカデミー最優秀主演女優賞を獲得した女優シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)が、米男性誌「エスクァイア(Esquire)」が選ぶ「この世で最もセクシーな女性」に輝いた。

 セロンは次週発売予定の同誌でインタビューに答え、「誰かと話しがしたくても、どこへも行けないわ」と、ハリウッドのスターが通常の生活を営むことがいかに困難かを語った。

 また、南アフリカ共和国出身のセロンはこのほど米国市民権を獲得したことについて「わたしは今、アメリカ人です。わたしが生まれた国では26の人種や民族が暮らしています。あの国では、自分が正しいと思うからといって自分の生き方を貫くことはできないのだという教訓を学びました。この国でも学ばなければならない教訓があると思います」と話した。この市民権獲得には、米国内で批判の声が上がっている。
 
 また、自身が出演した2000年の『レインディア・ゲーム(Reindeer Games)』を批判して「あれは、ひどい映画だった」とコメント。それでも出演した理由については「どんなにひどい作品でも、わたしはジョン・フランケンハイマー(John Frankenheimer)監督と仕事がしたかった。自分に嘘はつけなかったから、出演したの。フランケンハイマー監督の『影なき狙撃者(The Manchurian Candidate)』は最高だったわ」と説明した。

 最新出演作は、イラクに駐留する米兵の苦悩を描いた『In the Valley of Elah』。同作品についてセロンはこう語っている。「この作品に出演したのは、罪について決まりきった描き方をしていないから。この戦争が続いている間は白か黒かで物事を語るのは難しいわ。私はあいまいなものに惹きつけられるの」。

 これまで同誌の「この世で最もセクシーな女性」には、女優のジェシカ・ビール(Jessica Biel)やスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)などが選ばれている。(c)AFP