【6月13日 AFPBB News】女優の常盤貴子が主演するスペシャルドラマ『玉蘭』の記者会見が11日、東京・港区のテレビ朝日で開かれた。ドラマ主演は、2003年に放映された『流転の王妃・最後の皇弟』(テレビ朝日)以来のこと。

■直木賞作家・桐野夏生が描く大河ロマンス

 直木賞作家の桐野夏生が、実在した大叔父のエピソードを基に書いた『玉蘭』の舞台は、現在の上海と80年前の上海、広東。現在中国最大の商業・工業都市として知られる上海と同様に、80年前の上海や広東も国際都市として活況を呈していた。

 ドラマでは大掛かりな上海ロケを行うとともに、当時の港や船を再現。『流転の王妃』でも定評のあった同局の美術チームが、当時の中国を現代に蘇らせた。時空を超え壮大なスケールで描く、幻想的な大河ロマンスだ。

■常盤「桐野ファミリーになれて嬉しい」

 久し振りのドラマ主演となる常盤は「一読者として、桐野先生の作品が好き。このドラマで桐野ファミリーになれて嬉しかった」と述べ、映像化が困難と言われていた同作品をドラマ化したプロデューサーを賞賛した。
企画段階からドラマに携わった俳優の長嶋一茂は「現代社会で複雑となっている家族間のコミュニケーションがテーマ。家族間の愛情に気をつけて演じた」と語った。

■常盤貴子晴れ女?

 上海ロケで、常盤の撮影期間は10日間。「長嶋さんから“上海は雨が降って寒い”と聞いていたが、ずっと晴れていて暖かかった」と“晴れ女”だったことを披露した。

■主題歌は上海出身の胡弓アーチスト

 音楽を担当した上海出身の胡弓アーティスト、ウェイウェイ・ウー。壮大で美しいテーマ曲は、ドラマの世界観をより広げる相乗効果をもたらす。『玉蘭』はテレビ朝日で6月16日、午後9時から放映。(c)AFPBB News/Pippi

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