【ロンドン/英国 16日 AFP】彼のことはまだ愛している、しかし離婚の条件を確保することは困難を極めたと、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)さん(64)と離婚調停中のヘザー・ミルズ(Heather Mills)さん(39)が15日、英国放送協会(BBC)の番組でその心境を語った。

■ミルズさんが心境を告白

 離婚に伴うマッカートニーの財産分与を巡って係争中のミルズさんは、今回初めてその沈黙を破った。“何らかの強い力”が働いて、慰謝料を欲しがる強欲な女だと中傷されることになったと主張し、また、マッカートニーとの関係は埋め合わせられるものではないとも語った。

 「ポールとの関係を過去のものにすることはできません。私はこれからも彼を愛し続けます。子どもの父親ですから。ただ私は前に進まなければならないし、それについてはどうしようもないんです」。

 「夫のことを悪く言ったりはしません。これからも決して。私の子どもの父親なんですから」と、ミルズさんは思いを語った。

 しかし、テレビ・チャンネル、スカイニューズ(Sky News)のインタビューでは、マッカートニーとの離婚訴訟は極めて困難なものだったとも述べた。「どうなるのか分かりません。本当に難しいんです。一年かかってしまうかもしれません」。ミルズさんはさらに続けた。「私次第ではありません。すべては彼次第なのです」。

 ミルズさんとマッカートニーは2006年5月に、4年間の結婚生活の後、別居する旨を明らかにしていた。

 写真は、ドイツのノイスで行われたイベント「The Adopt-A-Minefield Gala」に出席したヘザー・ミルズさん(2005年5月28日撮影)。(c)AFP/JUERGEN SCHWARZ


「BBCのインタビューに答えるヘザー・ミルズ(英語)」