英歌手S・ブライトマンさん、宇宙旅行へ 「宇宙から歌いたい」
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【10月11日 AFP】英ソプラノ/クロスオーバー歌手のサラ・ブライトマン(Sarah Brightman)さん(52)は10日、モスクワ(Moscow)で記者会見し、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)への宇宙旅行を行うと発表した。数千万ドル(数十億円)もの費用を掛けたこの旅の目的は「夢をかなえること」だという。
旅程はロシア宇宙庁(Roscosmos)とISS関係機関が近日中に正式決定するが、宇宙庁の有人宇宙飛行プログラム責任者のアレクセイ・クラスノフ(Alexei Krasnov)氏は2015年10月になる可能性を示唆した。
ブライトマンさんは今年7月、通称「星の町(Star City)」と呼ばれるロシアの宇宙飛行士訓練センターで検査を受け、健康上の問題はないと診断されたという。打ち上げ前にはロシアで6か月間の訓練が行われる。
音楽家として初めて宇宙旅行を行うことになるブライトマンさんは、「宇宙から歌い、地球と何らかの方法でつながりたい」と話している。
■旅費は「数十億円」
クラスノフ氏は旅行代金は「数千万ドル単位の巨大な額」だと述べ、具体的な金額は明かさなかったが、2009年に宇宙旅行をした米国の富豪でマイクロソフト(Microsoft)の元開発者、チャールズ・シモニー(Charles Simonyi)氏は3500万ドル(現在の為替レートで約27億円)を支払っている。
ISSへの宇宙旅行プログラムは米スペース・アドベンチャーズ(Space Adventures)が提供しており、記者会見には同社のエリック・アンダーソン(Eric Anderson)最高経営責任者(CEO)も同席した。
ロシアは3人乗りのソユーズ(Soyuz)宇宙船で宇宙に運べる人数に限りがあることを理由に、2009年を最後に民間宇宙旅行者を受け付けていなかった。だが、ロシアがソユーズの打ち上げ回数を増やす計画を立てたことからスペース・アドベンチャーズは前年、年間3人の民間人旅行者を宇宙に運ぶ契約をロシア宇宙庁と結んだと発表していた。(c)AFP/Anna Malpas
旅程はロシア宇宙庁(Roscosmos)とISS関係機関が近日中に正式決定するが、宇宙庁の有人宇宙飛行プログラム責任者のアレクセイ・クラスノフ(Alexei Krasnov)氏は2015年10月になる可能性を示唆した。
ブライトマンさんは今年7月、通称「星の町(Star City)」と呼ばれるロシアの宇宙飛行士訓練センターで検査を受け、健康上の問題はないと診断されたという。打ち上げ前にはロシアで6か月間の訓練が行われる。
音楽家として初めて宇宙旅行を行うことになるブライトマンさんは、「宇宙から歌い、地球と何らかの方法でつながりたい」と話している。
■旅費は「数十億円」
クラスノフ氏は旅行代金は「数千万ドル単位の巨大な額」だと述べ、具体的な金額は明かさなかったが、2009年に宇宙旅行をした米国の富豪でマイクロソフト(Microsoft)の元開発者、チャールズ・シモニー(Charles Simonyi)氏は3500万ドル(現在の為替レートで約27億円)を支払っている。
ISSへの宇宙旅行プログラムは米スペース・アドベンチャーズ(Space Adventures)が提供しており、記者会見には同社のエリック・アンダーソン(Eric Anderson)最高経営責任者(CEO)も同席した。
ロシアは3人乗りのソユーズ(Soyuz)宇宙船で宇宙に運べる人数に限りがあることを理由に、2009年を最後に民間宇宙旅行者を受け付けていなかった。だが、ロシアがソユーズの打ち上げ回数を増やす計画を立てたことからスペース・アドベンチャーズは前年、年間3人の民間人旅行者を宇宙に運ぶ契約をロシア宇宙庁と結んだと発表していた。(c)AFP/Anna Malpas