【9月30日 AFP】米ニューヨーク(New York)のセントラル・パーク(Central Park)で29日夜、世界から極度の貧困をなくそうと訴える無料コンサート・イベント「グローバル・シチズン・フェスティバル(Global Citizen Festival)」が開催され、ロックバンド「ザ・ブラック・キーズ(The Black Keys)」や「フー・ファイターズ(Foo Fighters)」、ニール・ヤング(Neil Young)など人気ミュージシャンが熱演を披露した。

 「グローバル貧困プロジェクト(Global Poverty Project)」主催の同イベントは、募金集めを目的とした従来のチャリティーコンサートとは異なり、貧困対策への関心を高めるのが狙い。会場となったセントラル・パークのグレート・ローン(Great Lawn)には、推計で6万人に上る観客が詰めかけた。

 入場は無料だが、入場資格を得るにはウェブサイト「globalcitizen.org」で、マラリアや出産時に死亡する母親といった極度の貧困状態に伴うさまざまな問題を取り上げた動画を視聴したり、ツイッター(Twitter)などのソーシャルネットワークサービス(SNS)でこうした情報を拡散したりして、ポイントを貯める必要があった。(c)AFP