【7月31日 AFP】先週パリ(Paris)で行ったコンサートがわずか45分だったため怒ったファンが騒ぎを起こしたことを受けて、米歌手マドンナ(Madonna)が30日、公式サイトでコンサート終了後に騒いだ観客は一部の「ならず者」だと非難した。

 マドンナは26日、パリのオリンピア(Olympia)劇場でコンサートを行い、45分でステージを降りた。直後、会場は大きな喝采に包まれたものの、マドンナがアンコールに現れないことが分かると空気が一変した。

 ユーチューブ(YouTube)には返金を求める観客の映像が投稿され、ツイッター(Twitter )では怒ったファンがマドンナを批判した。このコンサートのために250ユーロ(約2万4000円)も支払い前夜から並んだ人たちもいたという。

 マドンナは公式サイトで「オリンピアでの公演は私にとって魔法のような瞬間だった」としながらも、次のように主張した。

「残念なことに、私がステージを降りた後、私のファンではない数人のならず者たちがステージに駆け寄り、怒ったファンのふりをしてペットボトルを投げ始めた」

「メディアはあの夜の喜びに満ちた側面ではなく、このことに焦点を当てた。でも、何があっても私と私のファンにとっての特別な夜が消えることはない」

 マドンナの広報担当者によれば、オリンピアでの公演費は100万ドル(約7800万円)近くになったものの、マドンナはチケットを手頃な価格にしようと努力したという。(c)AFP