【7月19日 AFP】8月にオーストラリアとニュージーランドで予定されていた米カントリー歌手グレン・キャンベル(Glen Campbell)の公演が中止されることになった。プロモーターが19日、発表した。アルツハイマー病の悪化が理由だという。

 キャンベルは昨年、アルツハイマー病にかかっていることを発表。現在は最後のツアーとなる「グッバイ・ツアー(The Goodbye Tour)」を行っている。中止となったのは、ケニー・ロジャース(Kenny Rogers)と共演予定だった6公演と、ソロの1公演。これが最後の海外公演となるはずだった。

 プロモーターによれば、キャンベルの病状は悪化しており、ロサンゼルス(Los Angeles)からの長時間の移動は体調に支障をきたす可能性があるという医師からの勧告があったようだ。キャンベルはとても落胆し、ファンの前に立てないことを謝罪しているという。

 キャンベルは現在76歳。「ラインストーン・カウボーイ(Rhinestone Cowboy)」や「サザン・ナイツ(Southern Nights)」などのヒット曲で知られ、70枚以上のアルバムを出している。(c)AFP