【7月8日 AFP】ドイツのインダストリアル・メタルバンド、ラムシュタイン(Rammstein)のフロントマンであるリードシンガー、ティル・リンデマン(Till Lindemann、49)が「雑音には嫌気」がさしていて、田舎へ引き揚げ「自然の音に身を委ねたい」と述べているインタビューが6日公開された。

 ラムシュタインは過激な歌詞が時に物議を醸してきた。2009年には当局が、歌詞が激しく「サドマゾ的」だという理由でアルバムを18禁に指定した経緯もある。

 南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)に掲載されたインタビューでリンデマンは、ベルリンのうるさい環境にはうんざりしており、疲れたときは故郷のドイツ北部に帰って家族や友人と過ごしていると語った。「雑音は嫌いだ。おしゃべりもうんざりだ。そういうのに自分をさらしているっていうのは、まったくマゾヒズムだよ。だから自分を守らなくちゃならない。雑音が耳に入ると気がおかしくなる。殺されそうだ」と語った。

 さらに「釣りをし狩りをし、湖を眺め、夜は森で眠る。自然の音を聞く。夜、森の中で聞こえる音は本当に素晴らしいよ。(そういう生活は)言葉にはできないほど美しい」と述べた。(c)AFP