【6月11日 AFP】世界各地を公演ツアー中の米人気歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)が、ニュージーランド最終公演中にバックダンサーが持っていた金属棒が頭に当たり、脳振とうを起こす事故があった。メディアが11日に報じた。

 同国のニュースサイト「3News」によれば、事故は10日夜、オークランド(Auckland)のベクター・アリーナ(Vector Arena)で行われた公演で、ヒット曲「ジューダス(Judas)」の演奏中に起こった。

 その瞬間を捉えた動画には、ダンサーが手にした金属棒が頭に命中し、少しの間ふらつきながらも体勢を立て直してコンサートを続けるガガの姿が映っている。

 テレビ・ニュージーランド(TVNZ)によれば、その後ガガは聴衆に向かって「もしも訳の分からないことを言っていたなら、ごめんなさい。みんな気付いたかしら?さっき頭を打って脳振とうを起こしたみたいなの」と語りかけた。ガガは「でも心配しないで。ショーは最後まで続けるわ」と聴衆に語りかけて演奏を続けたという。

 ガガのメーキャップ・アーティストも公演終了後、ファンを安心させようとツイッター(Twitter)に「脳振とうを起こしたけど、ガガはしっかりしている」と書き込み、「最後までショーを続けたなんてすごいわ」と付け加えている。

 レディー・ガガのワールドツアー「ボーン・ディス・ウェイ・ボール(The Born This Way Ball)」は、次にオーストラリア公演がブリスベーン(Brisbane)を皮切りに6日からスタートする予定。インドネシアで予定されていた公演は、イスラム強硬派の脅迫によって中止に追い込まれている。(c)AFP


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