【4月15日 AFP】英音楽グループ「ビージーズ(The Bee Gees)」のメンバーで、がんで闘病中のロビン・ギブ(Robin Gibb)さん(62)が重い肺炎を発症し、昏睡状態に陥った。ロビンさんの公式ウェブサイトが14日発表した。

 英メディアは同日、ロビンさんが入院しているロンドン(London)中心部チェルシー(Chelsea)の病院にロビンさんの妻と3人の子供、ロビンさんと共にビージーズを結成した兄のバリー・ギブ(Barry Gibb)さんが集まり、ベッドのかたわらに付き添っていると報じた。

 ロビンさんのウェブサイト「RobinGibb.com」は「悲しむべきことに、ロビンが肺炎を起こしたという報道は事実で、昏睡状態に陥っている。彼が乗り越えてくれることを私たちは願い、祈っている」と短い声明を発表している。

 ロビンさんは1年半前に別の健康問題で腸の手術を受けたが、その際に腫瘍が見つかり、結腸と肝臓のがんと診断された。2月には「目覚ましく」回復していると述べていたが、その後急激に状態が悪化していた。

 10日には英豪華客船タイタニック(Titanic)号の沈没から100年を記念し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)と共に制作・録音したロビンさん初のクラシック作品『The Titanic Requiem(タイタニック・レクイエム)』の初演が行われたが、ロビンさんは容態が悪く欠席していた。(c)AFP/Robin Millard