【2月2日 AFP】日本人ピアニスト、横山幸雄(Yukio Yokoyama)さんが1日、自らの持つギネス世界記録(Guiness World Records)「24時間で最も多くの音楽を1人で演奏したアーティスト」を更新するプランとして、5月3日に都内で開催される18時間コンサートでフレデリック・ショパン(Frederic Chopin)の全212曲を演奏すると発表した。

 横山さんは記者会見で、ショパンをもっと理解するとともに、ショパンのことをもっと多くの人に知ってもらいたいと語った。

 ショパン全212曲の演奏は、都内・東京オペラシティ(Tokyo Opera City)で5月3日の午前8時に開演し、途中休憩をはさみながら翌4日の午前2時まで続く。

 横山さんは前年5月、ショパン生誕200年を記念して、ショパンの楽曲166曲を年代順に16時間以上に及んで全曲暗譜演奏した。この業績に対し、横山さんはギネス世界記録を獲得した。

 ことしのコンサートでは、前年の166曲の他、ショパンの未発表曲46曲が演奏される。未発表曲の中にはショパンが7歳で作曲した楽曲も含まれる。

 横山さんは1971年生まれ。16歳でパリ国立高等音楽院(Paris Conservatoire)に入学し、同院を卒業した1990年に第12回ショパン国際ピアノコンクール(International Chopin Piano Competition)で第3位に輝いた。

 コンサートは一般公開されるほか、都内ラジオ局が放送する。(c)AFP