豪州の犬たちが大熱狂、世界初「犬のためのライブ」
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【6月5日 AFP】豪シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)は5日、何百頭もの犬たちが激しく吠える声でかき乱された。
この日、オペラハウスでは、ニューヨーク(New York)のパフォーマンスアーティスト、ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)の着想で、世界初の犬のためのコンサート「ミュージック・フォー・ドッグス(Music for Dogs)」が開催された。スライドホイッスルとシンセサイザー、弦楽器、サックスに合わせて、人間の耳には聞こえない高周波帯の音域を用いた音楽が鳴り響き、人類のパートナーである犬たちを熱狂の渦に巻き込んだ。
20分間のコンサートは、クジラの鳴き声と心を穏やかにするホワイトノイズを組み合わせた落ち着いた楽曲から始まった。そこにリズムやビートが入り込み、不協和音のクライマックスへと向かう中、何百頭ものイヌたちの吠える声や遠吠えが音楽に重なった。
「モッシュピット(観客の激しい押しくらまんじゅうが起きる場所)で犬たちが歌ってるわよ!」とアンダーソンは軽くジョークを飛ばした。
■大興奮のワンちゃんたち
シドニー(Sydney)のアートフェス「Vivid LIVE」イベントの一環として開催されたこのライブは、ローリー・アンダーソンと夫で伝説的ロックミュージシャンのルー・リード(Lou Reed)が企画し、会場には約1000人の犬愛好家たちが集結した。
高周波帯域の音声に、敏感な耳を持つイヌたちは興奮して飛び回ったり、甲高い鳴き声をあげたり遠吠えをした。クジラの鳴き声が聞こえてくると、観客席にずらりと並んだ犬たちは一斉に耳をそばだててしっぽを振り始めた。ビートが聞こえてくると、鳴き声や叫び声を上げてお互いの周りをぐるぐると周った。
熱中しすぎたワンちゃんのために大量の飲料水が用意され、犬用のトイレの準備も万全だった。万が一の犬たちの大脱走のために、オペラハウスのスタッフがリード(ひも)を持って施設内を巡回した。
あるシープドッグがオドオドしたプードルの足首に勢い余ってかみついたり、荒々しいうなり声の応酬も所々で発生したものの、アンダーソンは犬たちの全体的な礼儀正しさを称え、イベントについて「わたしの人生のハイライト」と呼んだ。(c)AFP/Amy Coopes
【関連記事】ルー・リードとローリー・アンダーソン、「犬のためのライブ」開催へ
この日、オペラハウスでは、ニューヨーク(New York)のパフォーマンスアーティスト、ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)の着想で、世界初の犬のためのコンサート「ミュージック・フォー・ドッグス(Music for Dogs)」が開催された。スライドホイッスルとシンセサイザー、弦楽器、サックスに合わせて、人間の耳には聞こえない高周波帯の音域を用いた音楽が鳴り響き、人類のパートナーである犬たちを熱狂の渦に巻き込んだ。
20分間のコンサートは、クジラの鳴き声と心を穏やかにするホワイトノイズを組み合わせた落ち着いた楽曲から始まった。そこにリズムやビートが入り込み、不協和音のクライマックスへと向かう中、何百頭ものイヌたちの吠える声や遠吠えが音楽に重なった。
「モッシュピット(観客の激しい押しくらまんじゅうが起きる場所)で犬たちが歌ってるわよ!」とアンダーソンは軽くジョークを飛ばした。
■大興奮のワンちゃんたち
シドニー(Sydney)のアートフェス「Vivid LIVE」イベントの一環として開催されたこのライブは、ローリー・アンダーソンと夫で伝説的ロックミュージシャンのルー・リード(Lou Reed)が企画し、会場には約1000人の犬愛好家たちが集結した。
高周波帯域の音声に、敏感な耳を持つイヌたちは興奮して飛び回ったり、甲高い鳴き声をあげたり遠吠えをした。クジラの鳴き声が聞こえてくると、観客席にずらりと並んだ犬たちは一斉に耳をそばだててしっぽを振り始めた。ビートが聞こえてくると、鳴き声や叫び声を上げてお互いの周りをぐるぐると周った。
熱中しすぎたワンちゃんのために大量の飲料水が用意され、犬用のトイレの準備も万全だった。万が一の犬たちの大脱走のために、オペラハウスのスタッフがリード(ひも)を持って施設内を巡回した。
あるシープドッグがオドオドしたプードルの足首に勢い余ってかみついたり、荒々しいうなり声の応酬も所々で発生したものの、アンダーソンは犬たちの全体的な礼儀正しさを称え、イベントについて「わたしの人生のハイライト」と呼んだ。(c)AFP/Amy Coopes
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