ボブ・ディラン、残りのアジアツアーをキャンセル
発信地:香港
このニュースをシェア
【4月5日 AFP】日本公演を終えたばかりの米歌手ボブ・ディラン(Bob Dylan)が、残りのアジアツアーをキャンセルした。香港の英字紙サンデー・モーニング・ポスト(Sunday Morning Post)が4日、報じた。中国政府から公演の許可が下りなかったことが原因だという。
ディランは日本と韓国での公演を終え、香港(Hong Kong)、北京(Beijing)、上海(Shanghai)などでのコンサート開催を予定していた。
台湾のツアー主催者「ブローカーズ・ブラザーズ・ヘラルド(Brokers Brothers Herald)」は1月、ディランが4月8日に香港で公演すると発表したが、サンデー・モーニング・ポストはその後のプロモーションはほとんど行われなかったようだと報じている。
また同紙によれば、上海と北京での公演日程について中国政府から許可が下りなかったことから、主催者はその他のアジア公演もキャンセルするしかなかったと話したという。
主催者は、アイスランド人歌手のビョーク(Bjork)が2008年の上海コンサートで「チベット
!」と連呼したことがあってから、中国文化省が外国人アーティストの公演規制を強めていると訴えた。
ディランは政治色の濃い楽曲で知られている。「時代は変る(The Times They Are A-Changin)」は典型的なプロテストソングとして批評家から評価され、「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」は現在でも平和デモで演奏されている。(c)AFP
ディランは日本と韓国での公演を終え、香港(Hong Kong)、北京(Beijing)、上海(Shanghai)などでのコンサート開催を予定していた。
台湾のツアー主催者「ブローカーズ・ブラザーズ・ヘラルド(Brokers Brothers Herald)」は1月、ディランが4月8日に香港で公演すると発表したが、サンデー・モーニング・ポストはその後のプロモーションはほとんど行われなかったようだと報じている。
また同紙によれば、上海と北京での公演日程について中国政府から許可が下りなかったことから、主催者はその他のアジア公演もキャンセルするしかなかったと話したという。
主催者は、アイスランド人歌手のビョーク(Bjork)が2008年の上海コンサートで「チベット
!」と連呼したことがあってから、中国文化省が外国人アーティストの公演規制を強めていると訴えた。
ディランは政治色の濃い楽曲で知られている。「時代は変る(The Times They Are A-Changin)」は典型的なプロテストソングとして批評家から評価され、「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」は現在でも平和デモで演奏されている。(c)AFP