【12月21日 AFP】ニュージーランドの有名司会者ポール・ヘンリー(Paul Henry)氏が21日、英国でオーディション番組出演からヒットチャートNo.1歌手になったスーザン・ボイル(Susan Boyle)さんについて「知恵遅れだ」と発言したことについて謝罪した。

 ニュージーランド国営放送の朝の番組で司会を務めるヘンリー氏は前月、スーザンさんの誕生時に関するエピソードを雑誌から引用し、スーザンさんが「酸欠状態」で生まれたことから知的障害をもったと述べ、視聴者に「ここに驚くべき真実があります。彼女は知恵遅れなんです」と語った。

 以来、視聴者からは厳しい批判が寄せられ、21日朝の放送でヘンリー氏は、「わたしの発言で気分を害した方たちに謝罪したい。決してそうしたつもりで述べたわけではない」と弁解した。

 英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain's Got Talent)」に出演して一躍有名になったボイルさんのデビューアルバム「I Dreamed a Dream(夢破れて)」は全英、全米の両チャートで発売から1週間で1位を獲得する快挙を成し遂げた。(c)AFP