【8月8日 AFP】ビートルズ(The Beatles)最後のアルバム『アビイ・ロード(Abbey Road)』のジャケットが撮影されてから8日で40年。英国で最も有名なロンドン(London)のセント・ジョンズ・ウッド(Saint John's Wood)の横断歩道には、ジャケットをまねた写真を撮ろうと、毎日ファンが押し寄せている。

 1969年8月8日午前11時35分、ビートルズのメンバー、ジョン・レノン(John Lennon)、リンゴ・スター(Ringo Starr)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、ジョージ・ハリスン(George Harrison)の4人は、レコーディングスタジオのすぐ外を通っているアビイ・ロードの横断歩道を意味ありげに気取って横断し始めた。

 ビートルズ最後のアルバムとなる『アビイ・ロード』のジャケットを撮影したスコットランド人写真家イアン・マクミラン(Iain Macmillan)氏は、道路の中央に立てたはしごの上から、与えられた10分間で6カットを撮影した。

 ポールだけは裸足で、ほかのメンバーたちと歩調が合っていない上、左利きであるにもかかわらず右手にたばこを持っている。こんなことから、「ポール死亡説」が流れることとなった。

 ジャケットを再現しようとする観光客がアビイ・ロードを一列縦隊でまっすぐ前を向いて横断する姿は、セント・ジョンズ・ウッドではおなじみの光景だ。(c)AFP