【7月4日 AFP】フランスの著名ファッション・デザイナー、クリスチャン・オードジェー(Christian Audigier)氏は、前月25日に急死した米人気歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんが死ぬ直前まで暮らしていたロサンゼルス(Los Angeles)の高級住宅を購入し、公共の追悼施設にすると発表した。

 ジャクソンさんは同市Holmby Hillsにある広大な邸宅を、月10万ドル(約960万円)で借りていた。この住宅の所有者はオードジェー氏のブランド「エド・ハーディー(Ed Hardy)」の共同経営者で上司である、ヒューバート・グエス(Hubert Guez)氏だ。

 オードジェー氏の広報担当者がAFPに伝えたコメントによると、この住宅は数か月間にわたりジャクソンさんに貸していたもので、6か月後に契約期間が終了となる。その後はオードジェー氏が「マイケル・ジャクソンと分かち合った貴重な時をそのままの状態にしておく」ことを目的に、買い取る予定だという。

「マイケル・ジャクソンさんの友人であるクリスチャン・オードジェー氏は、この住居を買い取り、一般市民やファンたちが訪れることができるような、ジャクソンさんの追悼の場にする意向だ」と、広報担当者は語った。

 ジャクソンさんさんは生前、オードジェー氏に衣装や、コンサートで販売するグッズのデザインを依頼していた。(c)AFP

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