【11月4日 AFP】(一部更新)大阪地検特捜部は4日、小室哲哉(Tetsuya Komuro)音楽プロデューサー(49)を詐欺容疑で逮捕した。国内メディアが同日、一斉に伝えた。

 小室容疑者は、実際には著作権のない自作の楽曲806曲を、兵庫県の投資家に10億円で売却すると持ちかけ、5億円をだまし取った疑いがもたれている。

 同容疑者は1990年代、人気歌手の安室奈美恵を中心に「小室ファミリー」を結成、数多くのヒット曲を世に出し、日本のポップミュージック界を代表する音楽プロデューサーとしての地位を確立した。

 90年代半ばには、CDの売り上げ総数1億7000万枚にのぼる日本最大の高額所得プロデューサーとなったが、最近は離婚した妻への慰謝料の支払い、海外投資の失敗などで、多額の負債を抱えていたという。(c)AFP