【4月23日 AFP】国連児童基金(UNICEF)の親善大使を務めるコロンビア出身の歌手シャキーラ(Shakira)さんが22日、米議会で、発展途上国の子どもたちの基礎教育を支援する法案「Education for All Act of 2007」への支持を訴えた。

「教育のためのグローバルキャンペーン(Global Campaign for Education)」米国支部主催の記者会見に姿を見せたシャキーラさんは、「教育は命を救うことができる」と語った。

 シャキーラさんによると、世界では2億2600万人の十代の子どもたちが、暴力や労働のため中等教育を受けられていない。シャキーラさんはスペイン語で教育について「貧困の悪循環を断ち切る道具にもなる」と語った。

 法案の共同提案者の1人、Nita Lowey下院議員の事務所によると、「すべての子どもたちに良質な基礎教育を受けさせるための堅実で信頼できる国家教育計画を発展途上国が実施することを支援する」目的で、5年間で100億ドル(約1兆300億円)を援助する。また紛争など困難な状況に置かれた子どもたちにも継続的に教育を受けさせることを目指す。

 シャキーラさんは現在、ユニセフ親善大使のみにとどまらず、3つ以上の教育支援活動に関与している。(c)AFP