【1月2日 AFP】スウェーデンの伝説的ディスコグループ、アバ(ABBA)は世界でもっとも成功したグループの1つと言えるだろう。しかしアバの元メンバーの一人、ベニー・アンダーソン(Benny Andersson)は自分たちの楽曲に合わせて踊ったことはないと語る。

 「私たちは新曲を作る度に、私たちはよくストックホルムのディスコへ曲を持って行って流し、その曲のミックスが良かったかどうか、持って帰って曲の手直しをするべきかを見ていたものです」とスペインのラジオ局「カデナ・セル(Cadena Ser)」のインタビューに答えたベニー・アンダーソン。

 アンダーソンはグループのヒット曲『ダンシング・クイーン(Dancing Queen)』や『マンマ・ミーア(Mamma Mia)』など聞くとき、彼はどんな反応をするのかとの問いに、「私たちがディスコで自分たちの曲を沢山聞いたのに、そんなことをしていたので踊ったことはなかったのです。残念です」と付け加えて答えた。

 アンダーソンは現在61歳で、アバのメンバーであるビョルン・ウルヴァース(Bjorn Ulvaeus)と共に『ダンシング・クイーン』を作詞。アグネタ・フォルツコグ(Agnetha Faltskog)とアンニ・フリード・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)がリードボーカルを務める同曲は、1976年にシングルとして発売されると、アバにとってグレイティストヒッツとなった。

 四半世紀前に解散したにもかかわらず、年に2、3百万枚のセールスを記録し続けている。現在までにエルビス・プレスリー(Elvis Presley)とザ・ビートルズ(The Beatles)に続く3億6000万枚のセールスを記録している。

 アンダーソンは現在、1999年にロンドンでの初公演以来、世界中でおよそ2700万人の人々を惹きつけてきたミュージカル『マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)』の映画版の共同製作に携わっている。