【9月19日 AFP】米人気歌手ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears、25)が、元夫のケヴィン・フェダーライン(Kevin Federline)との親権をめぐる争いで、ロサンゼルス地裁(Los Angeles Superior Court)から薬物検査を受けるよう命じられたことが、18日、法廷記録により明らかになった。

 同裁判所のScott Gordon判事は、「非公開の聴取により、スピアーズさんが現在も薬物やアルコールの常用者であることが明らになった」として、週に2回、事前に日時を特定しないで検査を受けるよう命じた。ただし、現時点で取り決められている親権には一切変わりはないとしている。スピアーズとフェダーラインの間にはSean Prestonくん(2)とJayden Jamesくん(1)の2人の息子がいる。

 17日には、元ボディーガードが、「スピアーズさんは家で裸で過ごしたり、薬物を使用するなどして、子供たちのためによくない」と審問で証言したと伝えられている。

 スピアーズは下着を付けずにいる姿が何度も撮影されたほか、美容院で頭をスキンヘッドにしたり傘でパララッチの車を攻撃するなど数々の奇行が目撃されており、2月に薬物更生施設に入所する以前から、ほぼ連日タブロイド紙の紙面を賑わせていた。

 今回、薬物検査命令を受けたことは、11月に4年ぶりにアルバムをリリースして歌手として新たなスタートを切ろうとしていたスピアーズにとって、新たな打撃となった。9日にはラスベガスで行った「MTVビデオ・ミュージック・アワード2007(TV VMA 2007)」での復活ライブが酷評され、さらに17日には1か月前に契約したばかりのマネジメント会社から契約を解消されたばかりだった。

 米タイム(Time)誌によると、スピアーズは全世界で7600万枚、全米では3100万枚のレコードセールスを達成。米音楽史上8位のレコード売り上げ記録を樹立した女性歌手とされている。(c)AFP/Rob Woollard