国葬並みのパバロッティ氏の葬儀に数千人
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【9月9日 AFP】6日に71歳で死亡したイタリア人テノール歌手、ルチアーノ・パバロッティ(Luciano Pavarotti)氏の葬儀が8日、生まれ故郷のモデナ(Modena)の大聖堂で執り行われ、政治家や著名な芸能人を含む数千人の弔問客が詰め掛けた。
大聖堂での葬儀に参列した約800人の弔問客には、ロマーノ・プローディ(Romano Prodi)伊首相、コフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長、ロックバンド「U2」のボーカル、ボノ(Bono)さん、映画・オペラを手がけるフランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli)監督らの姿も見られた。大聖堂の外には数千人の弔問客が集まり、設置された2台の大画面スクリーンで葬儀の様子を見守った。また、イタリアのテレビ局は生放送で葬儀の様子を伝え、報道関係者も約450人が駆けつけた。
ジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano)伊大統領は7日、「歌を通して世界中にイタリアの素晴らしさを伝えた人物に、国民を代表して尊敬の意を示したい」とのコメントを出している。
葬儀を前に、街の中央広場では生前のパバロッティ氏の歌声が流され、また大聖堂では、別れを惜しむ約10万人のファンが列を成した。
葬儀ではイタリア人オペラ歌手のアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)氏が歌を披露。さらに、棺が運び出される際には10機のイタリア空軍機が上空を飛行、国旗の緑・白・赤の3色を空に描き、国葬並みの扱いで見送られた。
パバロッティ氏とともに3大テノールとして活躍したプラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)氏、およびホセ・カラーレス(Jose Carreras)氏は参列できなかったものの、両氏の追悼の言葉は会場で読み上げられた。
ドミンゴ氏は「パバロッティの神から栄誉を受けた声をいつも尊敬していた。テノールの全音域を、独自の完ぺきな美声で歌いこなしていた」とその死を悼み、またカラーレス氏も、「深い絆で結ばれた友人同士として共に活動してきた。それが最高の思い出だ。彼は偉大なアーティストとして、そして素晴らしいカリスマを備えた人物として、われわれの心に刻まれるはずだ」と語っている。(c)AFP/Katia Dolmadjian
大聖堂での葬儀に参列した約800人の弔問客には、ロマーノ・プローディ(Romano Prodi)伊首相、コフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長、ロックバンド「U2」のボーカル、ボノ(Bono)さん、映画・オペラを手がけるフランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli)監督らの姿も見られた。大聖堂の外には数千人の弔問客が集まり、設置された2台の大画面スクリーンで葬儀の様子を見守った。また、イタリアのテレビ局は生放送で葬儀の様子を伝え、報道関係者も約450人が駆けつけた。
ジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano)伊大統領は7日、「歌を通して世界中にイタリアの素晴らしさを伝えた人物に、国民を代表して尊敬の意を示したい」とのコメントを出している。
葬儀を前に、街の中央広場では生前のパバロッティ氏の歌声が流され、また大聖堂では、別れを惜しむ約10万人のファンが列を成した。
葬儀ではイタリア人オペラ歌手のアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)氏が歌を披露。さらに、棺が運び出される際には10機のイタリア空軍機が上空を飛行、国旗の緑・白・赤の3色を空に描き、国葬並みの扱いで見送られた。
パバロッティ氏とともに3大テノールとして活躍したプラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)氏、およびホセ・カラーレス(Jose Carreras)氏は参列できなかったものの、両氏の追悼の言葉は会場で読み上げられた。
ドミンゴ氏は「パバロッティの神から栄誉を受けた声をいつも尊敬していた。テノールの全音域を、独自の完ぺきな美声で歌いこなしていた」とその死を悼み、またカラーレス氏も、「深い絆で結ばれた友人同士として共に活動してきた。それが最高の思い出だ。彼は偉大なアーティストとして、そして素晴らしいカリスマを備えた人物として、われわれの心に刻まれるはずだ」と語っている。(c)AFP/Katia Dolmadjian