【7月7日 AFP】アル・ゴア(Al Gore)前米副大統領が地球温暖化防止を訴え、開催を提案した世界規模のコンサート「Live Earth」が7日、オーストラリアのシドニー(Sydney)にあるオージー・スタジアム(Aussie stadium)で幕を開けた。

 オープニングを飾ったのは、オーストラリア先住民アボリジニによる伝統的な歓迎式典で、6人のアボリジニが会場の観客数千人の前でダンスを披露した。

 その後、ゴア前米国副大統領が会場内のスクリーンに登場。このイベントの世界で最初の開催地の観客に向かい「本日はコンサートにご来場いただきありがとうございます」と感謝の意を述べ、コンサートの開幕を宣言した。

 「Live Earth」の公演は7日に、シドニーを皮切りに、東京、上海(Shanghai)、ハンブルク(Hamburg)、ロンドン(London)、ヨハネスブルク(Johannesburg)、ニューヨーク(New York)、ワシントンD.C.(Washinton D.C.)、リオデジャネイロ(Rio De Janeiro)の9都市で開催される。マドンナ(Madonna)やポリス(The Police)、メタリカ(Metallica)などの大物アーティストが出演する。

 オーストラリア公演の目玉は、再結成した「クラウデッド・ハウス(Crowded House)」で、観客は5万人のを見込んでいる。(c)AFP