【5月22日 AFP】南仏カンヌ(Cannes)で開催中の第66回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で21日、コンペティション部門に出品されているスティーヴン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)監督作『ビハインド・ザ・カンデラブラ(原題、Behind the Candelabra)』の公式上映が行われ、監督とともに、主演のマイケル・ダグラス(Michael Douglas)、マット・デイモン(Matt Damon)らがレッドカーペットを歩いた。

 同作品は、ラスベガス(Las Vegas)で活躍し1987年にエイズで死去したピアニスト、リベラーチ(Liberace)とその若き愛人スコット・ソーソン(Scott Thorson)の物語で、ダグラスがリベラーチを、デイモンがソーソンを演じている。ダグラスは『危険な情事(Fatal Attraction)』や『氷の微笑(Basic Instinct)』などの作品で知られ、デイモンの代表作には「ボーン」シリーズがある。男性的なイメージの強い2人が同性愛者を演じることなどで、この作品は大きな話題となっていた。

 『セックスと嘘とビデオテープ(Sex, Lies and Videotape)』で1989年にパルムドール(Palme d'Or)を獲得しているソダーバーグ監督は、本作品をもって休業に入るという。(c)AFP/Richard INGHAM