【4月24日 AFP】来月開催される第66回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の主催者は24日、コンペティション部門の審査員を発表した。既に発表されていた審査員長の映画監督、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏を中心に、女優ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)や映画監督のアン・リー(Ang Lee)氏らが審査員を務める。

 オーストラリア出身のキッドマンは『めぐりあう時間たち(The Hours)』で小説家バージニア・ウルフ(Virginia Woolf)を演じ、アカデミー賞(Academy Awards)主演女優賞を獲得。ほぼ外国で活動している台湾生まれのリー監督は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(Life of Pi)』と『ブロークバック・マウンテン(Brokeback Mountain)』でアカデミー賞監督賞を受賞している。

 その他の審査員は、インド人女優ビディヤ・バラン(Vidya Balan)、日本人映画監督の河瀬直美(Naomi Kawase)氏、イギリス人映画監督リン・ラムジー(Lynne Ramsay)氏、フランス人俳優ダニエル・オートゥイユ(Daniel Auteuil)、ルーマニア人映画監督クリスティアン・ムンジウ(Cristian Mungiu)氏、オーストリア人俳優クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)だ。

 映画祭は5月15日に開幕。コンペティション部門には日本からの2作品を含む19作品が出品されており、最終日の26日に最高賞のパルム・ドール(Palme d'Or)受賞作が発表される。(c)AFP