【3月14日 AFP】5月15日から行われる第66回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)のオープニング作品が、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)主演の『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』に決定した。映画祭主催者が12日に発表した。

 同作品は、米作家F・スコット・フィッツジェラルド(F. Scott Fitzgerald)氏の小説「グレート・ギャツビー」を映画化したもので、映画祭では非コンペティション部門に出品される。フランス国内の劇場でも映画祭のオープニングと同じ日に公開となる。

 映画の舞台は、狂騒の時代といわれる1920年代の米東海岸。ディカプリオ演じる謎めいた大富豪が、青春時代に出会った女性の心をつかもうと奮闘する。

 監督はオーストラリア出身のバズ・ラーマン(Baz Luhrman)氏。脚本は、ラーマン氏が長年の脚本執筆パートナー、クレイグ・ピアース(Craig Pearce)氏とともに書いている。オープニングでは、同映画祭史上2作目となる3Dでの上映が予定されている。

 世界最高の映画祭と評されるカンヌ国際映画祭は、授賞式が行われる5月26日にクライマックスを迎える。今年の審査員長は、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏が務める。(c)AFP