【2月4日 AFP】アカデミー賞(Academy Awards)授賞式まで3週間と迫った2日、第65回全米監督組合(Directors Guild of AmericaDGA)賞が発表され、長編映画部門で『アルゴ(Argo)』のベン・アフレック(Ben Affleck)監督が受賞した。

「気分が落ち込んで訳が分からなくなり、先が見えない時があって、その時に監督になろうと思った。そして監督になり、一生懸命努力した」

 昨年の受賞者、『アーティスト(The Artist)』のミシェル・アザナヴィシウス(Michel Hazanavicius)監督からプレートを贈られたアフレック監督は、さらに喜びを語った。

「できる限り最高の監督になろうと本当に本当に頑張った。これで本物の監督になれたとは思わないけど、その過程にいると思う」

 DGA賞の受賞者は例年、アカデミー賞監督賞も受賞している。アザナヴィシウス監督も昨年は両賞に輝いた。しかし、アフレック監督は今年のアカデミー賞監督賞にはノミネートされていない。

 だが、『アルゴ』は作品賞を含む7部門にノミネート。ゴールデン・グローブ(Golden Globes)賞では『リンカーン(Lincoln)』を破りドラマ部門作品賞を獲得した。これらの事から、『アルゴ』はアカデミー賞における『リンカーン』の対抗馬として名前が挙がっている。

 アカデミー賞授賞式は24日に行われる。(c)AFP