【7月24日 AFP】米興行成績調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)による前週末の北米映画興行収入ランキングが23日に発表され、コロラド(Colorado)州銃乱射事件の現場で上映されていた『ダークナイト ライジング(The Dark Knight Rises)』が1億6090万ドル(約126億円)で1位になった。

 同作品の公開初日となった20日、コロラド州オーロラ(Aurora)の映画館で起こった銃乱射事件では、鑑賞していた12人が死亡し58人が負傷。これを受け、配給元のワーナー・ブラザース(Warner Brothers)は興行収入の発表を23日まで延期するという措置を取り、他社もこれに続いていた。

 エグジビター・リレーションズよれば、1億6090万ドルという数字は、3日間のオープニング興収としては『アベンジャーズ(The Avengers)』(2億740万ドル、約162億円)、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II)』(1億6920万ドル、約132億円)に続く国内史上3位の記録だという。ちなみに、これら2作品は3Dなのでチケット1枚自体の価格が高い。

 クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督による「バットマン」3部作は、今作で完結となる。2008年の前作『ダークナイト(The Dark Knight)』のオープニング興収は1億5840万ドル(約124億円)で、今作の方が上回っている。(c)AFP