【9月7日 AFP】来年の米アカデミー賞(Academy Awards)授賞式の司会が、コメディー俳優エディ・マーフィ(Eddie Murphy)に決定した。アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が5日、発表した。

 スタンダップコメディアンから俳優になった人物が司会を務めるのは史上初だ。

 マーフィは、これまでの授賞式で司会を務めたボブ・ホープ(Bob Hope)、ジョニー・カーソン(Johnny Carson)、ビリー・クリスタル(Billy Crystal)、スティーヴ・マーティン(Steve Martin)、ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)らの仲間入りができて光栄だとコメント。プロデューサーと協力し、テレビ視聴者もコダックシアター(Kodak Theatre)の観客も誰もが楽しめるショーにしたいと意気込みを語った。

 主催者は、マーフィが今年の司会だったアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)とジェームズ・フランコ(James Franco)より良い評判を得るだろうと期待している。今年はフランコが特に、硬い顔つきでの司会ぶりで批判を受けている。

 マーフィは1980年代初め、サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)で評判になり、その後映画に進出。「」ビバリーヒルズ・コップ(Beverly Hills Cop)」シリーズなどが有名で、アニメ「シュレック(Shrek)」シリーズでは、ドンキー(Donkey)の声を担当している。(c)AFP