アカデミー賞助演男優賞はクリスチャン・ベイル
このニュースをシェア
【2月28日 AFP】第83回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式が27日、米ハリウッド(Hollywood)で開催され、『ザ・ファイター(The Fighter)』で実在のプロボクサー、ミッキー・ウォード(Micky Ward)の兄ディッキー・エクランド(Dicky Eklund)を演じた英国のクリスチャン・ベイル(Christian Bale、37)が助演男優賞を受賞した。
同賞にはそのほか、 『ウィンターズ・ボーン(Winter's Bone)』のジョン・ホークス(John Hawkes)、『ザ・タウン(The Town)』のジェレミー・レナー(Jeremy Renner)、『キッズ・オールライト(The Kids Are All Right)』のマーク・ラファロ(Mark Ruffalo)、『英国王のスピーチ(The King's Speech)』のジェフリー・ラッシュ(Geoffrey Rush)がノミネートされていた。
わずか13歳のときにスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の『太陽の帝国(Empire of the Sun)』でデビューし、それ以来数々の映画に出演しているベイルは、今回のアカデミー賞受賞で新たな高みに達したといえる。
過酷な役作りで知られるベイルは、『ザ・ファイター』でもコカイン中毒者を演じるために体重を大幅に落とした。
一部批評家から「映画ごとに体格を変えることで役作りを『戦略』として使っている」と批判されていることについては、「笑っちゃうね」と一蹴する。
「(役作りで)目立とうとしているだなんて、とんでもない。とんでもなくつらいことだ。『何度もやっているからあいつは簡単にできる』と思われているのかもしれないが、簡単なんかじゃない。むしろ、恐ろしいぐらいだ」
「気に入った役が、ウェルター級のコカイン中毒者だった。おれは脂肪のついたウェルター級ボクサーも、太ったコカイン中毒者も見たことはない。必要に迫られてやったまでだ」
ベイルは過去に、『バットマン ビギンズ(Batman Begins)』や『ダークナイト(Dark Knight)』などに出演している。(c)AFP