【5月26日 AFP】イランの治安当局に身柄を拘束されていた同国の映画監督ジャファル・パナヒ(Jafar Panahi)氏が25日、保釈された。パナヒ氏の夫人が同日明らかにした。

 夫人はAFPの電話取材に対し、「夫は解放された。健康状態は良好だが、これから医者に診せる」と語った。夫人によると、パナヒ氏は拘束状態について抗議し、保釈を求めるためハンガーストライキを行っていたという。

 検察当局はこれに先立ち、20億イラン・リアル(約1800万円)でパナヒ氏を保釈したと発表していた。当局は治安に関する犯罪を扱う裁判所に起訴したとしているが、罪状は明らかにしていない。(c)AFP/Farhad Pouladi


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