<senken h 103>シネマプレビュー:娘とパパ…言葉を超えた絆に触れる
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【5月12日 senken h】今春話題を集めた『アリス・イン・ワンダーランド』で、幼少のアリスとパパが交わした会話。それが後の彼女の人生に不思議な力を授けてくれた。たとえ永遠の別れが訪れたとしても、見えない絆が2人を繋いでくれている。そんな娘とパパの関係に注目した3編をピックアップ。
■『ローラーガールズ・ダイアリー』
スタントなしと知り驚きを隠せないのが、熱い女子たちによる『ローラーガールズ・ダイアリー』。17年間歩んできたママ好みのライフスタイルとは180度異なる、ローラーゲーム道へと装いを脱ぎ捨て挑むヒロイン(エレン・ペイジ)。1人の時間を上手に楽しむパパの姿に、娘の未来が重なるかのよう。本作で初監督に挑んだドリュ—・バリモア自身も、通称「ローラー・ブートキャンプ」に参加し、チームの一員として出演もこなした。
■『武士道シックスティーン』
正反対な2人の女子高生が、剣道の大会で初顔合わせ。思わぬ敗北を味わうチャンピオンの香織(成海璃子)は、厳格な父のもと剣道一家に育つ。まさかの勝利に驚きを隠せない早苗(北乃きい)は、科学者の父が裁判に大敗して以来、勝敗にはこだわらない純粋なる剣道愛好家。まさに人生観の縮図ともいえる女子たちの『武士道シックスティーン』は、揺らいでしまいがちなわが身を見つめ直す機会となるかも。
■『あの夏の子供たち』
映画プロデューサーのパパが、自ら人生の終止符を打つ。ママと3人の娘に残されたのは多額の借金と未完の作品。3人3様の亡きパパへの思いを胸に、不透明な未来へと歩みを進める。女優として映画界入りし、昨今は作り手として活躍を始めたミア・ハンセン=ラブ。監督・脚本を手がけた2作目となる『あの夏の子供たち』は、デビュー作で味わったプロデューサー自殺という同様の経験が、エッセンスとして加わっているようだ。(c)senken h / text:宇佐美浩子
【関連情報】
◆特集:senken h 103
◆『ローラーガールズ・ダイアリー』 公式サイト
◆『武士道シックスティーン』 公式サイト
◆『あの夏の子供たち』 公式サイト
■『ローラーガールズ・ダイアリー』
スタントなしと知り驚きを隠せないのが、熱い女子たちによる『ローラーガールズ・ダイアリー』。17年間歩んできたママ好みのライフスタイルとは180度異なる、ローラーゲーム道へと装いを脱ぎ捨て挑むヒロイン(エレン・ペイジ)。1人の時間を上手に楽しむパパの姿に、娘の未来が重なるかのよう。本作で初監督に挑んだドリュ—・バリモア自身も、通称「ローラー・ブートキャンプ」に参加し、チームの一員として出演もこなした。
■『武士道シックスティーン』
正反対な2人の女子高生が、剣道の大会で初顔合わせ。思わぬ敗北を味わうチャンピオンの香織(成海璃子)は、厳格な父のもと剣道一家に育つ。まさかの勝利に驚きを隠せない早苗(北乃きい)は、科学者の父が裁判に大敗して以来、勝敗にはこだわらない純粋なる剣道愛好家。まさに人生観の縮図ともいえる女子たちの『武士道シックスティーン』は、揺らいでしまいがちなわが身を見つめ直す機会となるかも。
■『あの夏の子供たち』
映画プロデューサーのパパが、自ら人生の終止符を打つ。ママと3人の娘に残されたのは多額の借金と未完の作品。3人3様の亡きパパへの思いを胸に、不透明な未来へと歩みを進める。女優として映画界入りし、昨今は作り手として活躍を始めたミア・ハンセン=ラブ。監督・脚本を手がけた2作目となる『あの夏の子供たち』は、デビュー作で味わったプロデューサー自殺という同様の経験が、エッセンスとして加わっているようだ。(c)senken h / text:宇佐美浩子
【関連情報】
◆特集:senken h 103
◆『ローラーガールズ・ダイアリー』 公式サイト
◆『武士道シックスティーン』 公式サイト
◆『あの夏の子供たち』 公式サイト