【10月10日 AFP】手塚治虫(Osamu Tezuka)原作の漫画『鉄腕アトム(Astroboy)』を、米ハリウッド(Hollywood)でフルCG化したアニメ映画『ATOM』が10日、劇場公開された。

『ATOM』の制作は、香港(Hong Kong)のCGアニメ製作会社イマギ・アニメーション(Imagi Animation)が米ロサンゼルス(Los Angeles)郊外にもつスタジオで行われた。

 米国では今月23日から公開されるが、イマギでは制作費6500万ドル(約58億円)を掛け、ハリウッドのアニメ界を独占するドリームワークス(DreamWorks)やピクサー・アニメーション・スタジオ(Pixar)といったスーパースタジオが独占するシェアに分け入り、アジア系プロダクションの新風を巻き起こすこと意気込んでいる。

 英語版の声優は、「アトム」が『チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)』で主役の少年を演じた17歳のフレディ・ハイモア(Freddie Highmore)、アトムの生みの親である科学者、天馬博士(Tenma)をニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)が務める。(c)AFP/Mathew Scott