【1月22日 AFP】香港国際映画祭協会(Hong Kong International Film Festival Society)は21日、第3回アジア・フィルム・アワード(Asian Film Awards)のノミネートを発表した。

 日本でも大ヒットしたジョン・ウー(John Woo)監督作『レッドクリフ Part I(Red Cliff Part I)』は、最優秀作品賞や最優秀監督賞など3部門にノミネートされた。しかし、主演のトニー・レオン(Tony Leung)と金城武(Takeshi Kaneshiro)はノミネートを逃した。

『M:I-2(Mission: Impossible II)』などの大ヒット作で知られるウー監督は、過去2回とも韓国映画が主要部門を奪取してきたアジア・フィルム・アワードで、今年はその牙城を崩そうと狙っている。

 昨年のアジア・フィルム・アワードは、韓国映画『シークレット・サンシャイン(Secret Sunshine)』が最優秀作品賞を含む主要3部門を独占した。今年も作品賞、監督賞、主演男優賞など最多8部門にノミネートされた韓国映画『The Good, the Bad and the Weird(「いい奴、悪い奴、変な奴」)』が『レッドクリフ』の前に大きく立ちはだかっている。

 アジア・フィルム・アワードは全13部門。今年はフィリピン、台湾、インド、タイ、インドネシアなどを含めたアジア各国から36作品がノミネートされた。審査委員長ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)を筆頭に13人の審査員が受賞作を決定する。

 授賞式は3月23日。(c)AFP

第3回アジア・フィルム・アワードの公式ホームページによるノミネート一覧(英語)