【12月24日 AFP】2009年夏にパリ(Paris)で新作コメディー映画を撮りたい――。米映画監督ウディ・アレン(Woody Allen)が23日、同地でクリスティーヌ・アルバネル(Christine Albanel)仏文化相と会談し、その後の記者会見でこう語った。

 ニューヨーク(New York)出身のアレン監督だが、『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ(原題、Vicky Cristina Barcelona)』、『マッチポイント(Match Point)』など、近年は欧州で撮影した作品が続いている。

「ずっとパリで撮影したかった。脚本はすべて書き終えている。2、3年前に撮影しようとしたが、現場に到着して始めようとしたら、制作費がかかり過ぎて出来なかった」と語ったアレン監督によれば、税制上の優遇措置ができたことで、パリでの撮影を再び考えるようになったという。

 さらに同監督は、資金問題で計画が完全に頓挫することはないが、さらに遅れる場合でも2011年夏には撮影を開始できるよう準備していると語った。しかし、それも不可能な場合は、米国で別の映画を撮りたいという。(c)AFP