【12月24日 AFP】映画・テレビ制作会社の業界団体Alliance of Motion Picture and Television ProducersAMPTP)との労働協約交渉が行き詰まり、1月2日に行うと発表されていた米映画俳優組合(Screen Actors GuildSAG)のストライキ決議が、2週間延期されることになった。エンターテインメント情報紙バラエティ(Variety)が22日に報じた。

 当初は1月2日に投票用紙を発送し23日に集計される予定だったが、12-13日に行われるSAGの緊急ミーティング後に発送されることになった。

 SAG執行部が発表したストライキ決議に対しては、ジョージ・クルーニー(George Clooney)らを筆頭に有名スターが反対の声を上げている。ストライキ実行には組合員12万人のうち75%の賛成が必要だが、SAGのダグ・アレン(Doug Allen)氏によれば、ストライキ賛成を表明しているのは有名俳優約100人を含む2524人で、反対しているのは100人以上の有名俳優を含む1373人の組合員だという。

 役員の中には、ストライキ決議がハリウッドの俳優業界に亀裂を生んでいるとの懸念もある。(c)AFP