東京国際映画祭が閉幕、最高賞はカザフスタン作品
このニュースをシェア
【10月27日 AFP】第21回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival)は26日、カザフスタン作品『トルパン(Tulpan)』に最高賞の東京サクラグランプリを授与し、閉幕した。
『トルパン』は、海軍を退き遊牧民生活に戻った若者が結婚にあこがれ奔走する姿をユーモラスに描いたもの。審査委員長を務めた米俳優ジョン・ヴォイト(Jon Voight)によると、受賞は全会一致で決まった。「卓越した芸術的作品。映画の中に我々の心とアイデンティティを見た」と、ヴォイト委員長も同作品に称賛を送った。
同作品で監督賞も受賞したセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(Sergey Dvortsevoy)監督(46)は、市街から500キロも離れた砂漠での過酷な撮影環境に言及し、「出演者やスタッフのおかげで、不可能を可能にすることができた」と喜びを語った。
『トルパン』がグランプリを受賞したコンペティション部門には、70の国と地域から690作品が出品され、テーマや趣向が異なる15作品が選出作品に残った。
このほか、エコをテーマにした作品を対象に今回、新設されたトヨタ・アース・グランプリの第1号は、スペインの『フェデリコ親父とサクラの木(Ashes from the Sky)』に授与された。(c)AFP
『トルパン』は、海軍を退き遊牧民生活に戻った若者が結婚にあこがれ奔走する姿をユーモラスに描いたもの。審査委員長を務めた米俳優ジョン・ヴォイト(Jon Voight)によると、受賞は全会一致で決まった。「卓越した芸術的作品。映画の中に我々の心とアイデンティティを見た」と、ヴォイト委員長も同作品に称賛を送った。
同作品で監督賞も受賞したセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(Sergey Dvortsevoy)監督(46)は、市街から500キロも離れた砂漠での過酷な撮影環境に言及し、「出演者やスタッフのおかげで、不可能を可能にすることができた」と喜びを語った。
『トルパン』がグランプリを受賞したコンペティション部門には、70の国と地域から690作品が出品され、テーマや趣向が異なる15作品が選出作品に残った。
このほか、エコをテーマにした作品を対象に今回、新設されたトヨタ・アース・グランプリの第1号は、スペインの『フェデリコ親父とサクラの木(Ashes from the Sky)』に授与された。(c)AFP