インド「ハリ・プッター」裁判、ワーナー棄却される
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【9月22日 AFP】大人気映画シリーズ『ハリー・ポッター(Harry Potter)』シリーズを手掛ける米映画会社ワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)が、同シリーズと酷似したタイトルのボリウッド(Bollywood)映画『ハリ・プッター(Hari Puttar)』を製作したインドの映画会社Mirchi Moviesを著作権侵害で提訴した問題で、ニューデリー(New Delhi)の裁判所は22日、ワーナー側の訴えを棄却した。両者の弁護人が明らかにした。
AFPの取材に応じたPratibha Singh弁護士は「訴えは棄却された。裁判所は、ワーナー側がボリウッド側の題名について2005年から知っていたのに公開間際まで提訴しなかった点を指摘した」と述べた。
また棄却したデリー高裁(Delhi High Court)は、J・K・ローリング(J.K.Rowling)による『ハリー・ポッター』原作を読んだ者には、『ハリ・プッター』が異なる作品であることは明らかだと判断した。
訴えられた『ハリ・プッター:恐怖の喜劇』は9月上旬に公開予定だったが、今回の訴訟が原因で予告編の放映を拒否するテレビ網が現れたことから、製作者側が公開を遅らせていた。しかし、ムンバイ(Mumbai)で24日にプレミア上映、26日から一般公開されることになった。
ボリウッドの『ハリ・プッター』は、イングランドに家族で移住した10歳のインド人少年が主人公の冒険物語。魔法使いの少年が主人公の『ハリー・ポッター』とはまったく関係ないと製作者側は述べ、「ハリ」はインドによくある名前、「プッター」はヒンズー語で息子を表すと説明した。(c)AFP
AFPの取材に応じたPratibha Singh弁護士は「訴えは棄却された。裁判所は、ワーナー側がボリウッド側の題名について2005年から知っていたのに公開間際まで提訴しなかった点を指摘した」と述べた。
また棄却したデリー高裁(Delhi High Court)は、J・K・ローリング(J.K.Rowling)による『ハリー・ポッター』原作を読んだ者には、『ハリ・プッター』が異なる作品であることは明らかだと判断した。
訴えられた『ハリ・プッター:恐怖の喜劇』は9月上旬に公開予定だったが、今回の訴訟が原因で予告編の放映を拒否するテレビ網が現れたことから、製作者側が公開を遅らせていた。しかし、ムンバイ(Mumbai)で24日にプレミア上映、26日から一般公開されることになった。
ボリウッドの『ハリ・プッター』は、イングランドに家族で移住した10歳のインド人少年が主人公の冒険物語。魔法使いの少年が主人公の『ハリー・ポッター』とはまったく関係ないと製作者側は述べ、「ハリ」はインドによくある名前、「プッター」はヒンズー語で息子を表すと説明した。(c)AFP