韓国史上最高製作費のキムチ・ウエスタン、米国での公開決定
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【7月17日 AFP】マカロニ・ウエスタン(Spaghetti Western)ならぬ「キムチ・ウエスタン」と呼ばれる韓国の超大作『いい奴、悪い奴、変な奴(The Good, The Bad, The Weird)』が、来年、米国で公開されることに決まった。韓国の配給会社CJエンターテインメント(CJ Entertainment)が16日、発表した。
聯合(Yonhap)ニュースによれば、CJエンターテインメントは、米国のインディペンデント・フィルム・チャンネル(Independent Film Channel、IFC)と契約合意に至り、来年、ニューヨーク(New York)、ロサンゼルス(Los Angeles)、シカゴ(Chicago)など5大都市で公開されるという。
本作は、キム・ジウン(Kim Ji Woon)監督がメガホンを取り、チョン・ウソン(Jeong Woo-seong)、ソン・ガンホ(Song Kang-ho)、イ・ビョンホン(Lee Byung-Hun)らが出演している。
ジウン監督は本作を、1966年のクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)主演映画『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(The Good, the Bad and the Ugly)』をヒントにして撮ったという。今年のカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)でも上映された。
米誌バラエティ(Variety)は今年初め、次のように報じていた。「東が西に出会って、また東と出会った。口の中がヒリヒリするようなキムチ・ウエスタン『いい奴、悪い奴、変な奴』は、マカロニ・ウエスタンの例に倣いながらも、完全な韓国映画に仕上がっている」
韓国史上最高額の1700万ドル(約17億9000万円)という制作費をかけて誕生した本作は、本国韓国では17日に封切りを迎える。(c)AFP