【5月23日 AFP】秘密情報部員として活躍するビバリーヒルズの女子高校生3人組を主人公にして、世界的に大ヒットした仏テレビアニメ番組『トータリースパイズ!(Totally Spies!)』が、2009年に映画化されることが決定した。制作会社マラソン・メディア(Marathon Media)が20日、現在開催中の第61回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で発表した。

 映画化に当たっては、フランスのスタジオ37(Studio 37)も参加し、制作費は800万ユーロ(約13億円)になるという。

 映画では、3人が犯罪と戦う捜査員になるまでが描かれる。マラソン・メディアのVincent Chalvon-Demersay氏は声明の中で、「『トータリースパイズ!』のファンは長い間、ビバリーヒルズ(Beverly Hills)に暮らす3人の過去を知りたいと思っていた。映画では3人の過去が明らかになる。誰もがあっと驚くような内容だ」と述べている。

 フランスの携帯電話サービス会社オレンジ(Orange)の傘下にあるスタジオ37との協力で、携帯電話を含めたデジタル媒体での配信が可能になる。

 番組シリーズは2001年にスタートし、世界166地域で放映。映画版はベネルクス3国、イタリア、東欧諸国で既に配給が決定している。(c)AFP